トゥアレグ族
広大なサハラ砂漠を遊牧しながら生活しているトゥアレグ族。インディゴ染めの青いターバンで男性が顔や身を隠し、「青衣の民」と呼ばれ、女系社会としても有名な砂漠の遊牧民。アフリカにおいて初めて銀細工をはじめた民族という説もあります。
かつてサハラの交易で中心的役割をはたし、列強の植民地政策にも激しく抵抗した誇り高き戦士たち。砂漠という厳しい環境で生き抜き、そして戦ってきた彼らは「誇り高き戦士」「サハラの支配者」と称され、その誇りと不屈の精神はいまも受け継がれています。
厳しい環境のなかで培われた彼らの美意識は、彼らが生み出すジュエリーに一つ一つ息づいている。
一つとして同じものはない
トゥアレグシルバー
アフリカの民族衣装やアクセサリーは、部族によりデザインや素材など、オリジナリティに富んでいるが、トゥアレグのシルバーアクセサリーは、神秘的な意匠と精緻な細工を特長としています。
けれど、無機質で冷たい印象を受けません。ひとえにトゥアレグの民が、一つ一つを丁寧な手作業で生み出しているからでしょう。
古来より、伝統工芸として受け継がれているTuareg Silver Jewelry。
トライバル図柄などの伝統的な柄を今に受け継いで、一刀一刀手作業で柄を彫りこみます。手作業ゆえ、一つとして同じものはない、「唯一無二の存在」というのが、既製品では得られない喜びをいっそう増してくれます。
丁寧に彫られる柄は、魔よけなどの意味が込められていて、古代の神話や民話の影響が色濃く残っています。
使われている素材は、一般的に流通しているシルバー925とは異なり、シルバーの純度が高くほぼ100%に近い純銀製です。黒い部位は、非常に固い木材であるエボニーウッドで装飾されており、細部まで丁寧に作られています。
トゥアレグ族ならではのデザインやパターンは他のジュエリーにない独特な雰囲気を醸し出します。あの有名メゾンをも魅了した彼らが作り出す、繊細な伝統工芸品の数々、是非触れてみませんか。

店主紹介
1987年生まれ。幼子2人の子育て中。
アフリカのよいものを探す中で、トゥアレグシルバーに出会う。トゥアレグ族の歴史や生み出すシルバーの美しさに惹かれる。100%に近いシルバーだからこその柔らかさと肌なじみに取りつかれた。
大量生産・大量消費の時代にだからこそ、同じ作品でも作り手の気持ちが入り込み、一つ一つ違う仕上がりになるのも、楽しみの一つ。
人が、人のために作り出すもの。現代の職人が作ったものを自分の手でアンティークに育てていく、時を経てアンティークとなったものものを身に着ける…
現地で直接トゥアレグ族の人に会い、話を聞きながら買い付けするのが夢。
あなたの気の合う作品への出会いをお手伝いできればと思います。